それも、なかなか生々しく心臓が映し出され、メスが入れられていく。
最も衝撃だったのは、胸にメスを入れるシーン。
胸にメスがシュッと入り、電動鋸と思われる機材を胸に当てていく。鋸の音が高くなり、煙があがったか?あばら骨を切ってるってことだよね。
目を反らしたい衝動の中、顔を背けつつも食い入るように見つめる。
胸がムズムズして、思わず胸に手を充てる。
僕の場合もこういうように切ったんだな。
患者さんは口に管が2本くらい入っている。呼吸を確保する管と、後は、何の管だろう?心臓には何本も管が入っている。
そうそう目が覚めたら身体中に管だらけだったよ、僕も。
僕の場合はバチスタ手術じゃなくて、冠動脈バイパス手術だったわけだけど、大きく括って心臓手術だから似たところは多いに違いない。
あらためて、その壮絶さに胸が締め付けられる。