心臓バイパス手術(5)

「はい、透析に行きましょうね。」

ヘルパーさんが車椅子で透析病棟まで連れて行ってくれる。
まるで重病人のようだ ^^;

そりゃ狭心症は重病人だろうけど、
普段は痛くも痒くも無いわけで病人意識は無い。

「心臓バイパス手術を受けるのね?」
「がんばってね。」

透析病棟の看護婦さんたちが励ましてくれる。

「大丈夫?苦しくない?」
透析中にも何度か声をかけてくれる。

いつ詰まるかもしれない、腫れ物に触る感じなんだろうか。

「ところでお昼ご飯は食べさせてもらえないの?」
お昼を過ぎてもいっこうに食事が来る気配がしない。
「透析中の食事は体調を崩す人も居るのでナシにしてるの。」

え~、お腹が減ってかえって体調を壊しそうだよぉ・・・・。

郷に入っては郷に従え
2時に透析終わって止血して、入院病棟へ戻って、
2時半か3時かなぁ、ご飯食べられるの・・・・。

つづく


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